TrapcodeのMirに関するTipsです。
Tipsという程の物でもないのですが、Mirを使ってて
Bendでの丸め方と、SeamlessLoopに関してあんまり知らずに使ってる方とかも
意外と多そうなので、要点だけ掻い摘んで簡単に機能紹介など。
それではまず、Bendから。
◆MirのBendで端と端をピッタリ合わせる方法
Mirは、ポリゴンメッシュの平面を生成するプラグインですが、
Bendという項目を弄ることでこの平面を曲げることが出来ます。
その際、ピッタリ円筒形に曲げたい・・・と思うことは
使ってる誰もが考えるよくあることだと思うんですが、
さて、それでは実際にどういった数値を【BendX】もしくは【BendY】
に入力すればいいのだろうか?・・・ということなのですが
それでは例として・・・
【Size X】2000
【Size Y】2000
Sizeそれぞれに2000を入力し、
正方形のMirを作ったとします。
【Bend X】方向に端をピッタリ合わせたいなぁとふと思った時
X軸にBendする時はYのSizeが関係してきます。よって
【Bend X】 = 400 /【Size Y】
0.2 = 400 / 2000
上記のようになるので、
【Bend X】の項目に【0.2】を入力すると、
端がピッタリ合う円筒形に。
ちなみにですが、【Bend】の値は小数点以下第4位までは
入力できるようなので、もし割り切れない数が出た場合は
小数点以下第5位の四捨五入で良いかなと思います。
面倒なら、こんな感じでエクスプレッション入れとけば良さそうですね。
400 / effect(“Mir”)(“Size X”)
上記の説明に関しては、RedGiant公式の動画で説明されています。
Red Giant QuickTip #68: Seamless Tunnels in Trapcode Mir from Red Giant on Vimeo.
◆Seamless Loopの設定
次にSeamless Loop。
Mirでシームレスなループを作るときに使う項目です。
そのまんまですね・・・
波とか、オーラとかちょっとしたウネウネなどのループを作りたい時に
役立つ機能です。同機能はバージョン2から実装されてます。
Fractalセクションで動きの調整を行うかと思いますが、
以下の6個の項目の内、一つ以上にキーフレームを打ちます。
【Evolution】
【Offset X】【Offset Y】【Offset Z】
【Scroll X】【Scroll Y】
そして、ループをさせたいf数+1fに移動し、
(例えば、60fのループを作りたい場合は61f目に移動)
SeamlessLoopの【Set End Frame】を押します。
【Set End Frame】を押すと、Fractalセクションでキーを打った項目に沿って
Seamless Loopの下記項目に数値が自動で入力されます。
【Loop Evolution】
【Loop X】
【Loop Y】
【Loop Z】
設定としてはこれで完了です。
自動で数値は入力されますが、手動でも問題ないっぽいです。
(ちゃんとした数値を入れれば)
↓こんな感じですね。
左の方はちゃんとループ出来てませんが、
右は綺麗にループしています。
以上、MirのTips?でした。
おまけ。
Mirはこんな↓感じのが結構簡単に作れるEFです。
製作時間1時間ちょっとくらい。
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