◇前書き
動画をアップしてから4,5日経過しまして、色々と落ち着いてきたようなので、
今作の経緯とか、感想、補足とかを少し綴ってみようかと思います。
大して面白いことは書いておりません上に、少し長くなるかもしれませんが
もし暇でお時間あるようでしたら、お付き合いください。
◇制作に至った経緯
ずっと作りたかったから。
これに尽きるのですが、
元のOPはURAさんが制作されております、いただきじゃんがりあんRのOPムービーです。
静止画MADやOPパロを作ってる方ならば、死ぬまでに一度は作ってみたい作品・・・と
いっても過言ではないのではないかと思います。
ニコニコを見始めた07年・・・もう9年くらい前ですか(´・ω・`)・・・
動画制作というものに興味を持ったり、静止画MADというものに興味を持ち始めた頃でしたが、
実際に07年7月にニコマスでデビューして映像を作り始めてみると、
映像を作る・・・ということがいかに難しいかっていうのを身をもって知った感じだったんですよね。
例:2007年07月12日投稿(9年前のニコマスデビュー作:映像自体編集した初めての作品:動画自体は再UP)
※今見ると酷い出来ですが、当時はAdobe Premiere Standardで頑張っておりました
当時の自分の独学レベルだと、モーショングラフィックス的な静止画MADは作り方の想像さえつかず、
全く未知の領域だったので凄くカッコよく見えたのですが(個人的には一本杉さんの作品とか特に好きでした。)
それらの作品の中の一つに、いたじゃんRのOPがありました。
いたじゃんRのOPの良さはもう、見てもらえればわかるかと思いますので、ここでは割愛。
映像制作を初めてから8・9年経過しまして、さすがに下手の横好きではありますが
これだけ続けてると多少なりとも知識だけはついてきたので、どうせ作るなら多少は力を入れたものをやるか・・・
という感じで制作とりかかりとなりました(`・ω・´)
◇制作に入って
2015年の5月くらいに思い立って1週間くらいで、まずイントロ部分~地図のカット手前までを作りました。
・・・が、この時点で今後の作業量を鑑みた結果、これは無理だってなって一時制作中断。というか途中でほっぽりだした感じに。
ごくわずかの方しかしらないかとおもうのですが、この中途半端な作りかけもニコニコ動画にボツM@S的な感じで
期間限定でアップしてました。なので、今回の動画でも冒頭部分は見たことがあった方もいらっしゃったかと思います。
そして時は過ぎ、2016年の今年に入ってから、やっぱり何か作りたいってなったので、
ほっぽりだしてたAEを持ち出し、6月頭から制作にとりかかり・・・でアップが7月半ば・・・なので
通しでの制作期間は大体二ヶ月位でしょうか。
平日はキャラの切り抜きを進め、土日は編集をといった感じ。
ちなみに60fpsで作りましたが、見た目はぬるぬるで凄く良いんですが、
単純にフレーム数は倍なのでその分労力は倍増えるんですよね・・・
後はあるあるだとは思いますが、一部映像素材などのfpsが元のまんまだったせいで
レンダリング時にズレが発生するなど諸問題が起きたりとかとか。
悩みどころとして、どこまでオリジナルな要素を入れるか・・・
本家をただコピーするだけなら面白さに欠けてしまったりするので。
個人的なスケジュールの都合もありまして、どうしても7月の3連休でとりあえずアップ
ができる体裁までは整えたかったので、3連休で無理やり仕上げる形になってしまったのが
今更ながら考えるとちょっと後悔ですね・・・
(今週はスプラトゥーンのラストフェスで、来週はもうプラチナスターズの発売日)
地図表示のシーン、武内Pが車で走っていくシーン・最後のロゴ(これは30分)辺りはまとめて半日で作成してたりします。
個人的には動画の完成度は7割程度、細かいところのミスが修正、その他ブラッシュアップしきれておらず、
当初制作予定だった素材、カットが削除、変更になっているので、プラチナスターズクリアして
余裕がありましたら、修正版を出したいなとは考えています。が、どうなるかは神のみぞ知るってやつですね。
◇映像の内容に関すること
†シェイプレイヤーの有効活用
作る前と比べて確実にシェイプレイヤーの経験値が貯まったので、使い方がうまくなりました。
ちなみにラインカラーはPa色、Cu色、Co色、P色と呼称。
渋谷のマップも346プロもシェイプレイヤーで描いてあります。
何故シェイプレヤーなのか?と思う方もいらっしゃるかもですが、
シェイプレイヤーはベクターデータなので、スケールの大小で画像の劣化が発生しません。
プリコンポしてもコラップス押しておけば問題なし。加工も機能が多々ありやりやすいです。
†シンデレラプロジェクトルーム
右のポスターはTwitterで話題になってたデレステの物をお借りしました。
このポスターはデザインやってる本職の方か、学生さんがつくったんでしょうね・・・凄い出来です。
†蒼歴史には欠かせない存在であるグラブル
右腕のみ動かしており、右肩の装備部分に関しては
稼働箇所が不自然に見えないように多少描き足しています。
剣はエコーとかその他色々をかけてます。
†ぷちデレラ群
コメント見てたら気づいている方もいらっしゃいましたが、
刺繍入り封筒から飛び出してきているのに、SSRがいません。
これは素材集めと切り抜きが面倒だったのでということでひとつ
足煙はParticular
†蘭子のグリモワールのスタッフテロップ部分
グリモワールのテロップについては、
蘭子が画面に出現してからハケるまで
数Fずつコーナーピンで動きを蘭子に追随するよう修正。
ちゃんとグリモワールについていくようにしています。
といっても、よく見るとフレーム毎にポジションずれてるので
詰めが甘いですね。。。
ちなみに、蘭子だけキャラ周りの輪郭線が属性色ではなく、なんとなく紫です。
また、最初に切り抜いて作成したカットが蘭子のこのカットでした。
そして、キャラの切り抜きは、ほぼ9割マスクを1枚1枚手作業で切り抜き作業しておりますので、
キーイングなどにアレルギーがあってダメな方でも安心してご覧いただけます・・・?
目を回す動作もかわいいぷちデレラ。ちゃんと先ほどのグリモワールも。
†シンデレラガールズ26話のかな子
26話該当カットのかな子の動きは異常にこだわりある凄い動きをしてるので、
まだ見ていないかたは是非一度見てみてください。
†本編だとバイクの部分
脳内絵コンテだと、かぼちゃの馬車で御者が武内P、後ろにシンデレラたち・・・でしたが、
真面目にやると時間がかかってしょうがないので、次案としてMMDでPをバイクにのせました。
が、それもしっくりこなかったので、結局クルマのカットを探して持ってきました。
†車内カット
BD持ってる方ならわかるかと思いますが、凛は別カットからの合成です。
ありすも合成(もしかしたら知らない方もいるかもしれない)で、基本的な色の馴染ませと、
車の左右の窓から入る光の強弱を追加しています。
あと、凛のシートベルト。
よく見るとシートベルトしてるのに、右にはシートベルトのはめる金具がそのままです。
元は誰もいなかったので、消し忘れです。詰めが甘い。
†莉嘉とみりあ
M@GICの時のアニメーションなので、動きはさることながら表情も素晴らしいカットです。
このカットでの悩みはカットの決め(動きを止めるところ)の表情をどこのフレームにするか・・・
というところで当初は上段①のキメ顔のところでフレーム止めてたのですが、
この二人なので、ちょっとおどけた感じの表情の方がよさそうだな・・・と思ったので②で動きが止まるよう修正しました。
見てくださる方にはこの表情が印象に残る感じになっていればいいなってところです。
†346プロダクションアシスタントの千川ちひろさん
終ぞアニメでは彼女の趣味であるコスプレが披露されることはありませんでした。
劇場版シンデレラガールズに期待しましょう・・・
†フォント
フォントはAdobeCC契約で使用できる物を利用しています。
平仮名、漢字辺りは【A-OTF 見出ゴMB31 Pr6N】
英文は【Adobe Garamond Pro】と一文だけ【Trajan Pro】
シンデレラガールズはアイマスの中でもクラシックで綺麗な漢字のイメージのロゴが多いので
Garamondにしました。Trajan Proも一緒。
CC契約するだけで綺麗なモリサワ系のフォントが使えるのはいいですね・・・
ガチャ数回我慢すれば、Adobe製品が全部使えてフォントも使えるという
†麻雀牌の制御
ベースとなる動きはヌルレイヤーで、後は親子付けてうごかしています。
†キャラの切り抜き処理
一連の切り抜き処理としてやったこと。参考までに。
・マスクで切り抜き(一部ロトスコープ使用)
・カラコレ(レベル、トーンカーブなど。撮影処理で色がシーンの環境色に寄ってることが多いのでニュートラルな感じに戻します。)
※ディフュージョンが強めにかかっているライブのようなカットだと色々厳しいかも
・輪郭線_黒追加(レイヤースタイルの境界線など:これをやっておくと綺麗に見えます。主線の色に合わせましょう)
・輪郭線_属性色追加
・口パク調整(多少曲に合わせた・・・つもり)
◇終わりに
今回、思った以上に動画が伸びているようで少し驚きました。
最近伸びにくいニコニコで、ネタも古いし3000再生くらい行けばいいかなとは思ってたのですが(゜o゜;
この記事で描いたように色々と粗はあるのですが、見てくれた方が楽しんでくれていれば幸いです。
次はなんかボカロPVでも作りたいですが、まぁ、気が向いたら・・・ですね。
そういえば、学生さんは夏休みに入ったとのことなので、もし興味があったら映像制作などやってみるのも
自由研究として面白いかもしれません。
そんな感じで、制作後記でした。
いただきじゃんがりあんRのOPの色褪せないクオリティに感謝しつつ、お疲れ様でした。
※おまけのアンケート
[poll id=”2″]
コメント