MMDの楓さんモデルをBlender2.76bにてCyclesレンダリング

久しぶりの映像制作の記事更新など。

この記事の表題通りなんですが、とあるボカロPVの制作を空いた時間を見つけて進めていて
そのレンダリング待ち時間にBlenderちょっと触ってみようかなと思ってググりながら一晩試行錯誤。

Blenderについては最近話題になることがあったのと、そろそろAEだけじゃなく
なにかしら3D的なスキルを遊びながら付けていきたい・・・という感じだったので触ってみた感じです。
Steamでの配信も始まってますしね。頑張ればゲームのMOD作成とかもいけるのかも。

結果として、下記の画像のような感じで楓さんをレンダリングすることが出来ました。

※クリックして拡大 1920*1080
Kaede_Takagaki

※お借りしたMMDモデル 狡猾全裸富竹P作 高垣楓モデル

今回の記事では、ここまでの簡単な手順と、参考にさせていただいたWebなどの覚書など。
Blender初心者が一晩ちょっと触ってみただけで、こんな感じで出力できたので、
是非、MMDerの方、もしくはBlender初心者の方にはいい感じに足がかりになればと。

 

大まかな流れ

  1. BlenderにMMD関連データ読み込み用のアドオン追加
  2. モデルの読み込み
  3. Cyclesレンダラーに変更してマテリアルとかテクスチャ設定
  4. ポーズ付け
  5. ライティング
  6. レンダリング
  7. コンポジット

 

それではもう少し詳細など

1 BlenderにMMD関連データ読み込み用のアドオン追加

BlenderでMMDのモデルデータ形式PMX・PMDを読み込むためのアドオンを追加します。
この公開していただいているアドオンは探すといくつか種類があるので、
自分の環境に合わせた物というか、好きな物を選んで使用してください。

※アドオンをいれなくても、MMDモデルをOBJとして保存、Blenderで読み込みとかでも大丈夫そう。

今回自分が使用させていただいたのはこれ。

mmd_tools

Screenshot of github.com


※配布動画

アドオンの追加方法は割愛します。

2 モデルの読み込み

アドオンがONになっていれば、ツールシェルフにMMDのタブが出来ているので、
こちらのModelボタンからモデルデータを読み込みます。

mmdtools

モデルはそのままだと若干ポリゴンが粗いので、サブディビジョンサーフェス(細分割曲面)をかけます。
左がBeforeで右がAfter。

before after

先程のツールシェルフからGLSLのボタンを押すと、GLSLシェーダーでの表示に自動で設定され
テクスチャが表示されます。(ただし、Blenderレンダーのみ)

3 Cyclesレンダラーに変更してマテリアルとかテクスチャ設定

Cyclesレンダラーもボタンはあるのですが、自分の環境だとエラーが出ましたので、
テクスチャをつなぎなおしたり、マテリアルなどの設定をします。

下記の画像はWEBでググりながら、肌用のマテリアルをノードで作成した物。

ss_kaede_blender_02

4 ポーズ付け

シェルフのMMDToolsからモーション、ポーズを読み込みます。

今回自分はdodoPのお願い!シンデレラ デレステ版モーションをお借りしました。
>https://bowlroll.net/file/83001
(動画は権利者削除されておりましたので、配布先のbowlrollです。)

読み込んだモーション、ポーズで問題なければポーズ付けは終了なのですが、
こだわりたい方はここからまた調整していきます。

ss_kaede_blender_03

5 ライティング
ライティングします。
詳細は割愛しますが、ライティングが良く分からない方は、
3点照明などで調べると幸せになれます。

ここまででほぼほぼ完了。

ss_kaede_blender_01

6 レンダリング

レンダリングします。
今回はレンダーエレメントとして下記要素を出力

ディフューズ
kaede_col

シャドウ(設定ミスってるのか少しおかしいですね・・・)
kaede_sdw

ノーマルマップ
kaede_nor

アンビエントオクルージョン
kaede_ao
ビューティ
kaede_beauty

7 コンポジット

最後の工程ですね。
先程出力した素材を使って、AEの方でいい感じにします。

kaede_compo

完成(`・ω・´)シ

Kaede_Takagaki

 

◆参考にさせていただいたWEBサイト様

【初心者でも安心】Blenderでアリシアちゃん(MMD版)で決めポーズ【手取り足取り】

Screenshot of qiita.com

MMDモデルをBlenderでレンダリング(Tutorial)

 

◆おまけ
動かしみると・・・

◆最後に

一晩でこんないい感じにMMDモデルの読み込みからレンダリングまでもっていけたので、
なかなかBlenderを触る最初のとっかかりとしては良かったかなと。

実際に動かして映像を作るには、かなりの調整が必要ですが、
静止画くらいならば楽にできますね。

Cyclesレンダラーもいい感じの質感でした。
ここからまた色々試すとすると、トゥーンシェーディング的な感じとか、
後はPencil+3のようなラインが出せるらしいので、アニメ調を目指してみるのも良さそうです。

個人的にはやはり、炎とかパーティクルとかもBlenderでいい感じにやれればとは思うので
また、ぼちぼち触っていければって感じですね。・・・頑張りましょう。

以上、簡単に色々端折った記事ではありましたが、誰かの参考になりましたら幸いです。

お疲れ様でした(`・ω・´)

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