【雑記】伊藤計劃氏3作感想など「虐殺器官」「ハーモニー」「屍者の帝国」

ブログ位でしか文章を書かないので、ブログの更新を滞っていると
ただでさえ無い文章を書く機会が更に無くなって来て、いざ書こうとすると文章がなかなか思いつかなくなって来ますね。
適当なことでもなんでも、とりあえず書いておくのは大事なんだろうなと。

今回はとりあえず、適当にですが残しておきたかった、伊藤計劃氏の3作の簡単な感想でも。

まずは、虐殺器官から。
9月の半ばぐらいに本屋で見かけたというのと、劇場アニメ化するっていうことで映画の上映前にPVとかが
流れてたこともあって、気になっていたのを読んでみました。
(アニメ制作のマングローブは会社が潰れちゃったみたいなんですが、その後どうなったんでしょうかね)

メタルギアのノベライズを担当されていたからってわけでもないでしょうけれど、
世界観というか雰囲気はメタルギアソリッドみたいな感じが。
主人公自体が情報軍で、潜入してから対象の排除という作戦で話が進んでいくのもありますが
軍の装備も近未来的な感じで、虐殺の器官、言葉・文法による無意識下での人民扇動みたいな。

MGS5だと声帯虫っていうのが出てきましたけれど、特定の言語をターゲットにしての・・・というか
言葉を使ったストーリー展開っていうのはなかなかに斬新でした。

文章自体も読みやすく、SF好きな人になら誰にでもおすすめできそうな作品でした。
ラストはどうなんだろう、これでいいのだろうかっていうのはあったけれど・・・
ここから次の作品の世界観に繋がっているのもまた面白いとこだろうなと。

そして、次はハーモニー
今回紹介している3作の中ではこの作品が一番好きです。

虐殺器官の最後に起こった大災禍と呼ばれる、アメリカというか英語圏あたりから起こった戦争の末に
人々が構築したユートピアでのお話になるのですが、病気もほぼ駆逐された優しい世界?ですが
どんな作品でもそうであるように、完璧完全なユートピアの構築は難しいし、多くを管理された社会
っていうのは息苦しさを感じざるを得ないんだろうなと。

哲学的になるかもしれないけれど、意識というのは進化の都合上、何故生まれたのだろうかとか。
そういった普段思うこともないことが、作品の中で考えさせられる感じが凄く良かった。

今月中には映画も公開される予定だったかと思うので、こちらも楽しみですね。

最後に、屍者の帝国。
まず、知っておかないといけないことは、この作品は伊藤計劃氏がプロローグまで、
第一部以降は円城塔氏が担当しているということ。

題材は面白い、ストーリー的にも悪くはないのですが、
多分自分に合わないだけなのかもしれませんが、円城さんの文章は説明が多く、
説明が多い割には、場面が所々飛ぶ事があって、前二作と比べると非常に読みにくい。
そういう作風であるのでしょうが、こればっかりは残念でした。

屍者の帝国はもう映画化されてますので、是非見てみると良いかもですね。
映画の方はオリジナルな結末ですが。

魂の在処っていうテーマ、この作品もまた難しいけれど、面白い内容でした。

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